患者の病状や、現在の状態を明らかにするために、看護師は、アセスメントを詳しく記載しなければいけません。書き方のコツとしては、三つのポイントがあります。まず、第一に、患者の現在の状態を詳しく記載することが挙げられます。例えば、患者が頭痛で苦しんでいるなら、頭部のどの場所が痛むのか、いつから発症して、どれくらいの期間痛んでいるのか、痛みの症状も詳細を記載します。患者の状況をあらゆる角度から観察して、情報を集め、現在、患者に何が起こっているかを把握することが大切です。第二に、患者の状態を明確にすることで、原因を絞り込んでいきます。患者の症状を細かく観察することで得た情報から、専門的な視野で総合的に判断し、予測しうる原因を記述していきます。どうして、患者が現在、そのような症状で苦しんだ状態にあるのかを探っていくことが大切です。
そして、三つ目のポイントは、今後の患者の病状がどう移り変わっていくかを、考えられる範囲で予測することです。今後の患者の病状推移を予測することは、ある意味、とても難しく高い経験値も必要とされます。また、今後の看護計画を決定づける点でも、非常に大切な事項となるため一層の努力も必要です。看護師として、アセスメントを記載する場合、どうしても不安が残る場合は、ベテラン看護師の助力が必要になる場合もあります。経験豊かな看護師の意見を聞き、アセスメントを書く上での参考にすることも一案です。